悼む



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「曠原の淑女よ

あなたがたはウクライナの

舞手のやうに見える … 」


宮沢賢治 「曠原淑女」より


遠い昔、ウクライナという言葉にはじめて触れた詩。

娘たちの幸福な情景が心に浮かび、賢治の理想郷を感じた。



そして「巡礼を迎える農民、モスクワの復活祭、放牧地を疾駆する白い馬 …」

そのように語られるロシアの情景が、生涯リルケの詩的霊感だったと。


始まってしまったロシアの侵略。

この悲惨が現実であることを悼む。



by silent_music | 2022-04-07 15:51 | days