花一輪に飼い慣らされて
2021年 11月 04日
天使さんが小学生の頃から続けているお茶のお稽古。
たまに見学させて頂くとその奥深さに圧倒され、嗜み程度で離れてしまった自分を恥ずかしく思います。
好きだからこその美しい道。
私もお茶を点てるようにピアノを奏でたい。
今日は素晴らしい動画を拝見。
その中に数年前京都で出会った京都大徳寺 瑞峯院のご住職のお姿があり心震えました。
そのひとときの尊さは永遠の宝物。
点てていただいたお茶、心にしみるお言葉 …
大切な思い出です。
今日、拝見した映像の中で、ご切腹なさらず生きていたら利休さんはどのようなお茶を点てていたかしらという半澤鶴子さんの問いに、ご住職は「花一輪に飼い慣らされるように」と答えられました。
その言葉の深さに涙が溢れました。
あの夏の午後、徳の高さも年齢も超越して心を交わしていた天使さんとご住職。
此処から通って大学に行きなさいと言って下さった慈愛。