永遠の同伴者 愛の視座
2021年 10月 17日イエスが不幸な人々に見たのは愛されぬ孤独 …
必要なのは「愛」であって、病気を治す「奇蹟」ではない。
「人間は永遠の同伴者を必要としていることをイエスは知っておられた。自分の悲しみや苦しみをわかち合い、共に泪を流してくれる母のような同伴者を」
「永遠に人間の同伴者となるため、愛の存在証明をするためイエスはもっとも惨めな形で死なねばならなかった」
「共」に泣き悲しむ愛の視座 …
「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい」
聖書のこの言葉に触れる時、若くして亡くなったピアニストの知人を想う。
ロンドンから戻った彼女と会った時(それが最後になるのだが)、彼女はsympathyという言葉を大切に語った。
まるで辿り着いた境地のように。
最後に聞いた慈愛に満ちたあの音色が懐かしい。