薔薇の内部
2021年 06月 10日
薔薇は わが身を
支えること かなわず
その多くが 自らを充満させ
内界より 溢れ出しては
日々の中へと 流れ込む
そうして満ちに満ちて 完きへと向かい
夏はみな ついぞ一つの部屋になる
夢の中の 一つの部屋に
リルケ「薔薇の内部」抜粋 石倉和香子訳
石倉和香子さんの翻訳によるリルケ詩集は、一冊の祈りとして傍に置いてほしい。
リルケ詩の音楽性、流れるような普遍を最も表していると感じます。
あえて私はその訳詩を「旋律」と呼びたい。
薔薇の内部
2021年 06月 10日
薔薇は わが身を
支えること かなわず
その多くが 自らを充満させ
内界より 溢れ出しては
日々の中へと 流れ込む
そうして満ちに満ちて 完きへと向かい
夏はみな ついぞ一つの部屋になる
夢の中の 一つの部屋に
リルケ「薔薇の内部」抜粋 石倉和香子訳
石倉和香子さんの翻訳によるリルケ詩集は、一冊の祈りとして傍に置いてほしい。
リルケ詩の音楽性、流れるような普遍を最も表していると感じます。
あえて私はその訳詩を「旋律」と呼びたい。
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