二人のEmily



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春の日差しがきらめく午後、キンポウゲが咲き乱れる野原を通って、菫の花と日陰のかずらで覆われエミリの白い棺が運ばれてゆきました。
葬儀の日、24年間の詩友ヒギンスン氏はエミリが愛誦した エミリ・ ブロンテの詩「臆病な魂は私のものではありません」を朗読しました。

ひそやかに言葉を紡ぎ、自らの意志で「孤高と自由」を生き、誰でもないことを至上とした二人のエミリ。


I'm nobody ! Who are you?
Are you nobody, too?
Then there's a pair of us--don't tell!
They'd banish us, you know.

Emily Dickinson

私は誰でもない人! あなたは誰?

あなたもー 誰でもない人?
それなら私たち似た者同士ね
黙ってましょうね! 誰にも知られぬように



二人のエミリに想いを寄せて .....




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by silent_music | 2018-10-17 00:03 | days