聖母マリアの青いマント
2016年 03月 09日今日は冷たい雨の中、大好きな ボッティチェリ展を拝見してきました。
私にとって女性美の象徴は ボッティチェリの聖母マリア。
その中でも「書物の聖母」は本当に美しい
窓の外は穏やかな風景 ..... でも聖母マリアの顔は、幼子イエスの受難を予知するように憂いを帯びている。
ラピスラズリで描かれた聖母マリアの高貴な青いマント .....
愛らしい表情で母を見上げる幼子の左手には受難を暗示する金の茨の冠 .....
右手は母の手とともに、祈禱書に置かれている。
そしてもう一枚、深い感銘を受けたのがフィリッポ・リッピの「聖母子」。
聖母マリアの透き通るような遠い眼差し、白い布を巻かれた愛らしいイエスのあどけなさ ......
遠い地の美しい音楽を聴いたり、絵を観ることのできる至福。
現代に生まれたことを心から感謝せずにはいられません。
* ボッティチェリ展