人魚姫に寄せて
2013年 04月 12日
絵 エドマンド・デュラック
アンデルセンが初期に手がけた大作「人魚姫」
この作品が評価されたことにより彼は童話作家への道を大きく踏み出したと言われています
全編にあふれる人魚の哀しみ
アンデルセン自身 「書きながら感動した唯一の作品」であると述べています
私も譜面台にテキストを置き
聴こえてくる音楽に耳を澄ましながら
なんど涙を流したことでしょう
わずか15歳の少女が
命をかけて人を愛し
その情熱をひそやかさに閉じ込め
最愛の人の幸福の為に
全てを与え尽くす ....................
リリースされた音楽絵本「にんぎょひめ」に涙したという感想をいただき
あらためて作品の素晴らしさ
そして哀しさを
深く感じています