いのちはどこへいくの
2013年 01月 28日「きみを風にのせてあげようか?」
少年は手を高く上げ一枚のかえでの葉を遠くへと放ちます
空を飛ぶ鳥たち
無邪気に遊ぶ子供たち
夜空から眺める星や家々
旅を終えた葉っぱは
再び少年に出会い
うつろいゆく美しさを静かに語ります
たき火の中で閉じられた安らかな命.........
物語はこう終わります
「だれでも たき火のそばではしあわせになるものです
なぜかはわかりませんが そうなのです」
かえでの葉っぱ
D.ムラースコヴァー (文)
出久根育 (絵)