命のひかり


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2月28日早朝、私は突然体調を崩し救急搬送され、そのまま入院いたしました。
敗血症によるショック状態をおこし、あと数分搬送が遅れれば命が危ぶまれる状態でした。

その2日前の深夜、10数年ぶりに腎臓結石が発症し救急外来にて点滴治療、薬を処方され朝方帰宅いたしました。
右の腎臓が倍程腫れているとのこと、安静にして様子を観るという状態でした。
結石の激痛、その後の回復は何度か経験しておりましたので、あまり深刻に考えることもなく、開催中の「HIKARI ☆ ANGELITE」展にも、体に無理をかけぬよう対応しておりました。

結石の発症を娘にメールしましたら、なぜかすぐに駆けつけるという返信。
それほどの病気でもないのに .....と申し訳ない気持ちを抱きながらも、新幹線の最終に乗り夜遅く来てくれた娘がそばにいてくれることに安心し眠りにつきました。

翌朝の異変に娘が迅速な対応をしてくれなければ、私はこの世にいませんでした。
まさに「命の恩人」です。

病院に着いた時、私の体温は42度。
すでに意識を失い、血圧は異常な数値を示し、敗血症による全身症状が体を蝕んでいました。
非常に重篤な状態 ......
予断を許さぬ状態が何日も続く中、医師や看護師をはじめ家族が一丸となって私の看病にあたってくださいました。
天使さんもその日にかけつけてくれ、ナースステーションにいる全ての看護婦さんに「僕のおばあちゃんを助けてください。どうぞよろしくお願いします」と頭を下げていたそうです。

体中に付けられた色々な装置や点滴 ....激しい頭痛や嘔吐。
でも私に不安を与えぬよう、家族は「愛してるよ」「大丈夫だからね」 ...と優しい笑顔を絶やさずにいてくれました。

その愛があまりにも嬉しくて「もう、このまま死んでもよい」と思ったほどでした。

でも、敗血症の危機を脱出し、先生から「奇跡の生還を果たしましたね」と告げられてから、私は「生きねば」と思うようになりました。

家族のために、与えられる全てを捧げたい
恩返しをしたい

その想いが回復への心の支えとなりました。

全身がすっかり壊れてしまったことにより、血圧がなかなか上がらず、その後の治療は困難を極めました。
普段、血圧のことなどあまり考えたことがありませんでしたが、全身に血液や酸素をゆき渡らせるという重要な役割を担っていること、その低下はたちまち生命の終わりに繋がること .....
そのことをまざまざと知ることになりました。
低酸素による臓器や脳への損傷を調べる検査も何度かなされました。

そしてある日を境に、私の血圧は生命を維持できる「低血圧値」にまでになり、少しずつ人間らしくなってまいりました。

全ての装置がはずれ、やっとベットから下りることができた喜び。
そして3月14日、無事に退院を迎えることができた幸いを、心からかみしめています。

全てに感謝です。

今は天使さんのもとでゆっくり静養しています。

日頃、風邪もひかず健康を自負していた私。
命の終わりを意識しながらも、それが「一瞬」であることを
あらため深く感じております。

私におきたことの悲劇も幸運も .....
すべては「摂理」なのだと、ふと思いました。

考えても答えはでない
人知を超えた深淵 .........

私たちの命は「一瞬」に在ること
どんな時でも「愛を捧げる人」であらねばと .....
ますます強く想うようになりました。

私を救ってくれたものがそうであったように
愛の力は本当に大きいと心から思います。

写真は天使さんが贈ってくれた花です。
笑っているミツバチのお顔にはミモザが添えられています(その日は「ミモザの日」でした)。
ねむっているけいちゃんが、一番良く見える場所へと飾ってくれました。

毎週末、遠方からヴァイオリンを背負って御見舞いに来てくれました。
東京に来ても、ピアノとヴァイオリンの練習は欠かさず、それが終えると病院へ駆けつけ、ずっと看病してくれました。
私の手を握り、何度も何度も「愛しているよ」と言ってくれ、優しく歌もうたってくれました。
その歌は「テルーの唄」、私の大好きな歌でした •*¨*•.¸¸•♪ ♫
その姿はまさに天使 ....
苦しみの中でも、心は浄められていきました。

「HIKARI ☆ ANGELITE」展の大切な終盤で、このようなことになってしまいましたこと。
土曜日はクローズしてしまいましたこと。
いらしてくださった皆様にご迷惑をおかけいたしましたことを心からお詫び申し上げます。
そして、そのような私に優しく愛ある配慮を示してくださいました作家の日香里さんに心からお礼を申し上げます。

恩返しをしなければいけない人がたくさん .....

私を案じてくださった方々へ感謝の気持ちでいっぱいです
ご心配をおかけしましてごめんなさい。
だいぶ、へなちょこの肉体になりましたが ..... 心は元気です。
また、お会いできますことを心から楽しみにしております ♡

それでは最後に、ちょっと余談を。
病院に搬送され意識を失いショック状態の中、わたしはうわごとを言っていたそうです。
それがフランス語 !
先生に「お母さんが、フランス語で何か話しておられますが聞いていただけますか」と呼ばれた娘は、返答に困ったそうです。

最期となったかもしれない言葉がフランス語って ......
永遠の謎でございます。


by silent_music | 2015-03-16 10:55 | days